特集!No.3

ホイールロック・ナットの選び方、
ホイールナットとの組合せ、アレンジについて

現在、日本国内自動車メーカー純正や大手量販店・専門店で多く見かけるホイールロックナット



写真左 3種
【米国 マックガード社製】
写真真中 4種
【日本 協永産業(株)社製】
写真右 2種
【中国製】

日本自動車メーカー・大手タイヤメーカーも純正として、O.E.M.採用される。
セキュリティー性高く、特にヨーロッパ車等ボルト車に対応ラインナップが充実した、ホイールロックです。
ただ私個人としてはセキュリティ性を高くするため、ホイール装着時、ロック以外のホイールナット・ボルトとの組合せ装着した時の違和感性は感じますが、高級感があるのでステイタス性ももてる製品です。

DENCYロック主流だった頃、ロックナットと六角ホイールナットの組合せ装着時の違和感とアルミホイール装着車が少なかった時代のセキュリティ向上性とロックそのものの使用耐久性メンテナンス容易性を考えて作られ、ブルロックは35年以上も販売続く名品です。
ブルロックは全長も複数種あり、組合せ容易なラインナップです。


一昨年前より、本写真には掲載していませんが、ブルロックタスキーも販売され、よりセキュリティ性とデザイン性、メンテナンス性向上を感じる製品です。


大手自動車用品複数店でパッケージもホイールロックとしての販売品です。
ボルト・ナット着け外しは、工業業界規格外の工具を要するのでホイールロックとしての条件を満たすと思います。
しかし、その数店販売の本製品のキーアダプターが1種類であったことと形状が気になります。
格安感は申し分なく、今後のキー種類を増やすこととデザインだけでなく、キー形状に一工夫を期待します。
米国マックガード社のスプラインドライブナットや協永産業(株)社のヘプタゴンナットもロックとしての定義を満たすのではと考えます。

※協永産業(株)社のヘプタゴンナットは、小径なうえ7角ということで、アダプターとのクリアランス形状との相性、アダプター鋼性強度も必要となることから、協永産業(株)社のヘプタゴンナットはセキュリティ性が高いと考えます。
また、貫通ヘプタゴンは、小径7角形という事で素材も高強度性をもつクロームバナジウム鋼を採用していることも○です。

マックガード貫通ホイールロックと組合せナット(汎用)について

マックガード社の貫通ナット用ホイールロックは、外直径24.9mm、全長を20mmとしたこと、ロックキー部・キーアダプター挿入口部等全てセキュリティ性向上、根拠を感じさせる素晴らしい構造に感じます。
また専用の六角デザインキャップも付属していますが、組合せナットの存在を知りません。
多分、4穴用は16個(5穴用は20個)全てロックナットを使うことを前提としているのでは?と考えます。
しかし、日本では高価製品ですので、日本製ナットとの組合せアレンジ例を写真に掲載しました。

【写真左側】 マックガードホイールロックに(株)ミックボルトナットカバー『セミロングC21』をカットした物を装着
【写真真中】 (株)ミックのレーシングナット『ショート(全長20mm・17HEX・ツバ径24mm貫通)』に
(株)ミックのボルトナットカバー『セミロングS17ベース』をカットした物を装着
【写真右側】 協永産業(株)スーパーコンパクト19HEX袋(協永品番M12×P1.5=P101−19・M12×P1.25=P103−19)に(株)ミックのボルトナットカバー『セミロングS19ベース』をカットした物を装着
マックガードホイールロックには19HEX・21HEX用キーアダプター付きなので、メンテナンス性からは写真右側のスーパーコンパクトナットの方が良いかとも思います。また、自動車側ハブボルトが長い場合は潟~ックレーシングナットショートが良いのでは・・・。この二種類のナットは潟~ックのボルトナットカバーがマックガードホイールロック貫通のセット位置が変更できない構造となっているため、組合せナットの全長(20〜22mmでナット頭部形状と六角面の形状マッチング条件)とツバ部形状のマッチングと、接触面が10mm以上あることの条件を必要とするため私の知る限りのナットではこの二種類しかありません。協永産業葛激Xーパーコンパクトは合いません。
21HEXナット現在の条件下で私の知る限りでは似合いそうなナットは見当たりません。

マックガードの中で、日本国内で1番多く使用されていると思われる袋型ホイールロック

マックガード社の袋型ホイールロックナットは、外直径22.5mm、全長32.6mmは、キー溝の太さ・深さ・外観デザインやクロームメッキの美しさ等、価格を考えなければ4穴用16個(5穴用20個)つけたいですね。
私の金銭感覚からの組合せは写真の用になります。

【写真左から1番目】 マックガード袋型 全長32.6mm
【写真左から2番目】 協永産業(株)製 21HEX 全長31mm
(協永品番M12×P1.5=101S・M12×P1.25=103S)
【写真左から3番目】 協永産業(株)製 19HEX 全長31mm
(協永品番M12×P1.5=101−19・M12×P1.25=103−19)
【写真左から4番目】 協永産業(株)製 17HEX 全長31mm
(協永品番M12×P1.5=F101−17・M12×P1.25=F103−17)
※ホイールのホイールナット孔の大きさやキーアダプターの対応HEXサイズで選択が良いかと思います。

マックガード 小径 ロックナットとの組合せ

マックガード社の袋型小径ロックナットは、円柱部直径17.1mm、ツバ部直径20.3mm、全長31.5mmでスリムな形状で、小径ロックナットはマックガード社のスプラインドライブナットとの組合せや、クロームメッキだと、協永産業(株)社(協永品番M12×P1.5=ZCS1・M12×P1.25=ZCS3)全長33mm、外直径20mm、外観は円柱形で60°テーパー座が、ホイールナットへの装着構造上も相性が良いと思いますが、装着違和感少なくを考え、また、近年人気が高い、黒色ロックナットにも対応可能な協永産業ヘプタゴンナット貫通タイプと潟~ックのナットエンドキャップとの組合せではと考え、弊社(株)ミックのナットエンドキャップ(生産能力月産最大72万個)金型の1つを本品にも似合うデザイン(弊社オリジナルのレーシングナットや協永産業(株)社ヘプタゴン貫通等の汎用キャップ)にと検討しております。
写真のヘプタゴンナット貫通 全長25mm、ツバ部直径20.1mm 七角部直径17mm前後です、


写真のナットエンドキャップは、M12mm用 中皿 直径16mmですが、この組合せ用にナットエンドキャップを製作仮定するとナットエンドキャップデザイン部の直径16mm、デザイン部高さ約6mm、内側円形くり抜きで、色々なホイールナットに装着で、スポーティナットのデザインを表現できるかと考えています。
写真では、高さを一致した状態を想像して頂くため、ネジ部に挿入せずに撮影しています。

マックガード軽自動車用ロックナットとの組合せ
マックガード社の袋タイプ軽自動車用ロックナットは円柱部直径  mm、全長27.6(約28)mmの製品ですが、直径から考えての六角ナットの二面幅は約17mm〜18mmがバランスが良いのではと考え、ナット頭部は光沢感を重視し、平面とシンプルなアクセントデザインと全長、そしてやはり素材・製法から弊社「潟~ックのクラシカルナット」が似合っている組合せではと考えています。



上記、【1】【2】【3】【4】 は、米国マックガード社ホイールロックナットとの組合せですが、ヨーロッパ社のボルト取付のホイールロックとの相性は、弊社ホームページの『(株)ミックのボルト・ナット カバー』欄に掲載しております。
続きの本欄更新掲載予定の内容は、
「日本国内自動車メーカー純正ホイールナットに似合うロックナット」
「今人気のデザインナット(スポーティナット・レーシングナット等)に似合うロックナット組合せやアレンジ」 
の情報を集め掲載したいと考えています。

弊社では、米国マックガード社様製品は販売しておりません。
上記掲載の協永産業社製ナットは一通り在庫しております。
本欄内容は、私個人(担当:イソ)としてのホイールロックやナット企画歴35年以上の主観論ですので、誤解の無いようにご覧下さい。本欄で私が構造上評価している内容につきましては各メーカー様のセキュリティ性に関係する場合がありますので、ご質問はご遠慮ください。
また不実内容(無いとは思います)が、該当メーカー様よりご指摘ある場合 訂正させて頂きます。

左写真は1980年頃私が勤め先で発案・企画から広告・営業(タイヤメーカーやファッションブランドメーカー・O.E.M.別デザインでの製品で販売への営業も含む)をひとりで専属担当した製品です。採用した頭部形状デザインは、長年ジュラルミンレーシングナットの象徴的デザイン・人気デザインとして今も続いていることや、構造も近年の新製品としてモディファイされ販売されたこと等嬉しく思います。
この写真の品は当時関東から関西の大手ホイール卸業会社様と当時の大手自動車用品全国展開チェーン店1社約20店で販売していただいたデザインです。
株式会社 ミック
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